創業者 溝江スヱコの言葉
「細かいところに気がつきますと」
「細かいところに気がつきますと」というみぞえ住宅のテレビCMは、昭和50年代に福岡を中心に名物女社長として話題になったCMです。
今だに「女社長さんは元気なの?」と言われるほど、福岡の人はみんな知っているCMです。
「細かいところに気が付く」女性ならではの細かい気配りを全ての事業に継承させる。
そんな想いの詰まったCMで、今でもみぞえグループの経営基盤を支える一言となています。
気配りが出来る人とは?
- 気配りとは、言われる前に自ら率先して行動すること。
- 気配りのプロは、前向きな行動をとる。
- 人の良いところを認め、褒めることができる人。
- 気配り上手は、「陰の人」に感謝する。
- 気配りの達人は、人の噂や悪口にのらない人。
- 最高の気配りは、すぐにやること。
溝江 スヱコ
mizoe sueko
大正元年福岡県田川郡後藤寺で生まれる。昭和15年木材商創設。
32年住宅開発部門設立、住宅部門へ進出。昭和39年株式会社溝江商店設立、代表取締役就任。溝江建設株式会社へ商号変更を経て、昭和60年取締役会長に就任。
立派な木造の家の前で自ら出演するテレビCMで、福岡地区ではすっかりおなじみになった。
平成13年11月、90才で永眠。
田川市後藤寺出身のスヱコは、生まれながらの商売好き。「商売人じゃないと結婚せんと思うとりました」と語っていたように、プレス加工などの商売をしていた夫と十八歳で結婚。夫の出身地・大分で「溝江商店」を開いた。十年間、二人で夜中まで働く日々を過ごし、昭和十五年飯塚市に本拠地を移転。商売は順調に進んだ。しかし、間もなくして夫が体をこわし隠居。生来頑張り屋のスヱコは、それでも仕事を引き継ぎ懸命に働き続け、昭和二十五年には材木問屋を開業、昭和32年には建売住宅部門へ進出した。飯塚ではもちろん一番。まさに先見の明と言える。
夫と始めた商売を、一人で育ててきたスヱコ。しかし、「夫との出会いがあったから、今日の私がいる」と夫亡き後も感謝を忘れず、趣味を楽しむように仕事に励んでいた。みぞえグループの歴史、そしてその原点は、創業者・溝江スヱコが歩んできた人生そのものなのだ。
「女やけん、こまかいところに気がつきますと」「ウチは材木問屋もしよるけん、まかしとき」。立派な木造の家の前で、みぞえグループの創業者・溝江スヱコ自らが出演したテレビCMは、福岡地区でよく知られている。もともと、スヱコがアドリブで言ったひと言がそのままオンエアされたというこのCMで、“みぞえ”の名は広く浸透した。